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2021.07.09ブログ

使って育てよう 日本の森林

私たち日本人が必ずと言っていいほど毎日使うもの。

「お箸」

最近では聞かなくなった言葉に「マイ箸」がある。当時のエコブームのはしりで、外食時にも自分のお箸を持ち歩き利用するというかたちが一つのステータスのようなものであり、実際に利用しているところを目にしたこともある。

私の製材所では、製材される桧の端材を割り箸の原材料として出荷している。そのご縁もあって「土佐幡多の会×はしわたしプロジェクト」というものに関わらせていただいたので今回はその割り箸について書いてみようと思う。

ほぼ、使い捨てイメージの割り箸。

使い捨てと聞けば、あまりいいイメージではない。日本国内で消費される割り箸の約96−7%が輸入品に頼られ、いつも何気なく使っている割り箸のほとんどが中国で生産されているが、原材料の原木は中国産はもちろんロシアや東南アジアの国々から持ち込まれている場合もある。

外国産割り箸の場合は、一本の原木全てを割り箸に加工する方法が取られており、環境保護のために使用を控えようという動きもある。かたや国産木材が原料の割り箸は、木材製品としては使えない部分(端材(はざい)=写真内の赤丸印部分)や間伐材を原材料としたお箸で、実のところ使い捨てでも資源の無駄遣いではなく、日本人の知恵から生まれた森林資源を有効に活用したとってもエコな商品であると言える。

外国産の割り箸は一膳約一円で国産割り箸は約三〜四円と割高にはなるが、国産木材の端材で作られた割り箸を使えば使うほど林業家の収入源にもなり、それがめぐり巡って森林整備をすすめ、日本の美しい森林を守り災害など対して強い国土を造る事にもつながる。まさに国産の割り箸は人の幸せと美しい森林をつなぐ「はしわたし」となり、地域の活性化にも一役買うことが期待できると思うのです。

今度、割り箸を買う時は、どの地域のどんな木材でできたものか調べてみてはどうでしょう。一膳の割り箸から森林の風景へと想像が膨らみ、この割り箸がどのように作られ、どこからきたのか知りたくなるはずです。

「使って育てよう 日本の森林」

「土佐幡多の会」×はしわたしプロジェクト

社会福祉法人池田博愛会 セルプ箸蔵
↑こちらの国産の桧の割り箸は、防腐剤や保存料など未使用で製造されています。