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2021.12.03ブログ

なぜ国産材は使われなくなったのか。①

植福という言葉があります。
日本人は木を植え育てる民族であり、森林面積約68%のこの国土は人間によって護られてきたといえます。

いま木を植えても、自分の代に材になるわけでも財になるわけでもない先人達は、次の世代、そしてまた次の世代の子孫を思い浮かべながら膨大な面積の植林を行ってきました。その心と血と汗と涙の結晶そのものが、日本に世界でもまれな緑あふれる国土をつくったのです。

今年の初めからウッドショックという言葉が日本中を駆け巡った。コロナ禍による金融緩和政策などにより、主にアメリカや中国における木材需要の急拡大が起こり、輸送コンテナ不足など様々な要因が重なり日本国内に入ってくる木材が激減、極端な木材製品不足が生じたため国産木材需要が急拡大、価格の高騰を招いたという話だ。

先進国の中で世界第3位を誇る森林大国である日本がなぜ、ウッドショックという木材不足に見舞われたのか。実のところ日本は木材の自給率を見ると36%程度であり6割強の量を外国の木材に依存しているという食糧の自給率並に低い数字なのである。昭和前半には95%前後と高い数字を保ちながら、平成の中頃には20%を割り込み、今でこそ回復傾向にはあるが未だ低い数字である。

ずいぶん長い間、国産木材は使われなくなっていた。

輸入木材が多く入ってきたから国産木材は使われなくなってきたのだ、という説が大部分であるが、私の考えはそうではない。

なぜなら、
国産材が使われなくなったのは、国産材のせいだと思っているからである。

・・・つづく